せかいのはしっこ-協力隊員日記-

JICA青年海外協力隊 2019-3次隊(2021-7)ジンバブエ共和国派遣。(COVID-19により出国遅延。2021/08〜)コンピュータ技術。教員養成校にて、PC/NWの修理/管理や授業等で活動中。講演会の依頼もブログのコメント欄から引き受けております。

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温度差

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こんにちは。らふです(・_*)\
「温度差」

 

気温の温度差のことではありません。
夢に対する温度差です。

 

協力隊員の方
候補生の方
この春志願していた方
これから受けようとしていた方

 

今、コロナの影響で人生を左右されつつあります。

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1本の桜と大海原。広大な地球を感じて。at 伊根町

先日、2020年の春募集は、選考中止する旨が発表されました。

 

私の友だちも
私に感化されて
協力隊員になろうとチャレンジしたところだったので
このような事態となり、非常に残念です。

 

また、今年の秋募集に対しても
不安の声が上がっております。

 

「協力隊」を通しての人生プランを少しでも考えた人

これを通じて、海外勤務など働く拠点を広げようと思ったり
仕事の幅を広げたい
業種を考え直したい
自己成長に繋げたい
これまで培った技術を還元したい等
様々、協力隊を終えた後の人生をより良くしようと考えております。

 

また、協力隊員になろうと思うタイミングもしかりです。

結婚を考えている人や
親の介護を鑑みたり
仕事の立場や業務を鑑みたり
ボランティアの要請内容を見て、自分の技術と検討したり
ほんとに多くのことを検討して、「今」受けよう!と熱い思いを胸に
協力隊試験を受けた方が多いと思います。

 

そして、協力隊の試験はというと

「最低、合格者数はこれだけ出します」というような
定量的な数字はありません。
もしかしたら合格者は各職種において0人かもしれないし
20人、40人いるかもしれない。
そういう試験です。
2年間、途上国に派遣される為、健康面の検査も手強いです。
海外各国から出される要望調査表と
自身のこれまでの技術が釣り合っていなければなりません。

 

JICAボランティア事業の1つではありますが
協力隊とこれまでの人生で接点のなかった方々や
全く興味のない方々にとっては
「ボランティア」という名称が付いているからと
軽く考える方が多いのが現状だと思います。

 

受けます、と手を上げればいつでもいけるんじゃないの?
今は諦めて、また受ければ良いじゃん。
年中募集してるんじゃないの?
協力隊なんて、いつでもいいじゃん。
行きたい国に行けるんでしょう?
自分がやりたいことできるんでしょう?
協力隊やって、何の価値があるの?

 

いろんな声を頂きます。

 

そうじゃないんです。
これまで協力隊の夢を抱きながら、6回試験を受けて
やっと受かった隊員もいます。
年に2回しか選考はありません。
6回って、つまり3年もかけてこのチャンスを手にしたということです。

簡単じゃないんです。

 

いろんなことを頭巡らして
今だ!と、受験し、または受験しようと決めて。
協力隊を誇りに思っている人ばかりです。

 

今、コロナで待機状態が続き
これからの人生を考え直す時がやってきました。

 

辞めるのは簡単です。
でもせっかく手に入れた、またのないこのチャンス。
また受けたからと言って、もう一度受かる保証はありません。
受かったとしても、また何時間も何日も派遣のための訓練や準備に時間がかかります。


最近、この温度差をとても感じていて
少し心寂しく感じました。

 

理解してほしいわけではないけども
ここまで「協力隊」の捉え方って違うんだ…と。

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大きな大木。夢見て。 at 小笠原諸島

~~
こんな状況になったのも
きっと天からの課題だと信じよう。

君なら乗り越えられるから
課したんだと。

なにか意味があるはずだから
この期間を無駄にしてはいけない。

私作
~~

 

では(@^^)/~~~