考えるヒッチハイク
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こんにちは。らふです。(*^^*)
「考えるヒッチハイク」
ヒッチハイカーにどのような印象を持っているでしょうか。
私もヒッチハイクに挑戦するまでは
そもそもあまり目で見たことなかったのですが、
どうしてそんなことをするのか
怖くないのか
やる価値とは
やるきっかけは何
って思っていたんですよね。
そんなことを思っていたにも関わらず
月日は経つと、自分も変わり、やりました。
一番長い距離のヒッチハイク旅は
名古屋～長崎往復
今回のトピックの目次はこちら。
◆やってみて1番伝えたいこと。
ヒッチハイクで何が身に付くと思いますか。
そもそも私はやるまでは、
ヒッチハイクで何か身に付くなんて考えたことがなかったですが、
身に付くとすれば、柔軟な対応力ができるようになること？と思ったくらいですかね。
やってみた結果は、「考える力」かなと。
・まず、車を止めるにあたり、thumb upポーズ出している自身の目の前に
車を止められるスペースがあること、道路交通法を違反しない場所であること。
例えば横断歩道○メートルでないか、駐停車禁止スペースではないか、等。
車に乗せていただくのに
ただ自分がthumb upできる場所さえあればいいのでは、いけません。
路駐が多いところも、止めづらい。
・はたまた、スピードが出やすい道路も
仮に運転者の方が止まってあげたい！思っても、なかなか止まれません。
・高速のSAやPAで、自ら声をかけにいくスタイルはダメ。
もし自分が停車していて、突然声をかけられたらどうですか。
とっさに、「いや…」って答えますよね。
そこで一言目に「良いですよ」って答える方は少ないと思います。
早く次の車をキャッチしたくても、待つ。
・長距離移動したいなら、高速の入り口に近いところへ移動する。
どこ道路にどういう車が多いか考えます。
小道に、これから長距離移動したい！ってアピールしても
キャッチできる確率は低いですよね。
・thumb upしているときは、笑顔を。
真顔、もしくは怖いか押している人を乗せたいと思いますか？
思わないですよね。
表情柔らかく。
・本当に行きたい場所を書くのか、近めを書くのか。
クロッキー帳にあなたはどこを目標地点として書きますか。
名古屋～長崎までっ！って書いても
長崎までは行かないけど、大阪までなら行くよって車はきっとあるんですよ。
また、名古屋～なんばまでと書いても、運転中に突然「なんば」と見えても
なんば、どこだっけ？って瞬時には分かりません。
少し近め、かつ、分かりやすい土地を書く。
・今日、どこまでにいつぐらい到着を目標にするのか。
できるだけ1日をフル活用して遠くまで行ってもいいですが
宿泊場所も考えなければなりません。
計画的に行動する必要があります。
また真夜中のヒッチハイクをされても、乗せる側も怖いです。
というような感じで、
乗せてくださる相手を常に考え
何をすれば良いのか、ひたすら考えまくる日々でした。
◆きっかけ
東北震災ボランティアのお休みの日に、農家まで少し山を登っていてたんですよ。
その帰り、突然大雪が降ってきて、なかなか徒歩では帰れなくなりました。
その時、ヒッチハイクをしたんです。
もう田舎道でしたから、バスも数時間に1本とかしかなかったので
やむを得ませんでした。
人生初のヒッチハイク。
◆どうしてヒッチハイクをするのか
先ほどの話しこ続きにはなりますが
乗せてくださった方は、自分よりほんの少し年上の男性で。
方言でなまっていて。
普段出会えないような仕事をされている人と知り合える。
地域の方言を知れる。
短時間で色々なお話しができ、勉強になる刺激的な濃い時間を過ごせる。
素晴らしい！またヒッチハイクしたい！ってすぐに思いました。
また、ヒッチハイクを続けてするようになった理由は、
ヒッチハイクって若いうちだからこそ
しやすい環境だと思っています。
今だからこそできる経験は、今、しておかなくては
きっと後悔すると思ったからです。
◆怖くないのか
怖くない、と言えば大嘘です。
人生初のヒッチハイクのときは、thumb upすることすら怖かったですし
緊張もしました。
またこれまで50台近くヒッチハイクしてきましたが
怖い経験ももちろんありました。
暇だから、ついていっていい？とか
車に乗ってみれば、身体に大胆に刺青を入れた男性3人。(4人乗り)
聞けば、先週留置場で出会ったとか。
ちょっと寄り道して良い？って聞かれたときは
もう飛び降りようと思いました。
その時は、後部座席の助手席後に座っていたのですが
何かあったときの盾にしようと、
後部座席の真ん中にバックパックを置いて
右手はバックパックを握り
左手はドアノブを握り。
結果は何もなく。
まぁ何もなかったから、
今こうしてブログを呑気に書いているんですけどね。
◆ヒッチハイクする価値とは
- 経験値。普段できないことができる。
経験できることはしておくこと。それが一番だと思っています。
テレビ、人の話より実経験が1番、身に染みて勉強になります。
2. 知らない分野の人を知れる。
海のない地域で生まれ育ち、淡々と生きてきた私。
海上自衛隊
トラックの運転手
中国人向けの観光バスの運転手
第二の人生を歩もうと、50歳で看護士になった人
高校野球の監督(マイクロバスに乗ったのですが、聞けば、これから試合とか…)
2人の子供に恵まれた幸せな家族
関門大橋の塗装工事をされている人
昔、ヒッチハイカーに憧れた男性
70歳後半と80歳前半のお婆様2人(旅行中)
親の後を継いで農業している男性
携帯の電波工事をされている方
フィットネスの機器修理をされている方
革細工をされている方
他にもたくさんいらっしゃいますが、
普段生活していて、こんな方々と出会いますか。
出会いたくてもなかなか出会えませんよね。
3. 異分野との共通点。
自身とこれまでのバックグラウンドや職種が異なるのに
共感できることがあるんです。
とても興味深いお話ばかりです。
4. 次に繋がる人との繋がり。
ヒッチハイクで海上自衛隊の方と知り合ったのですが
その2年後、小笠原群島に向かうおがさわら丸(船名)内で
違う方ですが、海上自衛隊の方と出会い、
海上自衛隊で知り合いがいることを伝えると、途端に仲良くなりました。
5. 知識。
知らないことを知っていくって、
色んな人と会話の幅が広がり、役に立ちます。
6. 人のあたたかみ。
時間があったから、と言って一度は通りすぎたのに
もう一度回ってきてくださる方が何人もいらっしゃったのです。
また、ヒッチハイク中、予定がなくなったからと言って
観光地にあちこち連れてってくださったり。
ほとんどの方にお茶1本はご馳走してくださり
人ってあたたかい、って心から思いました。
7. 同じヒッチハイカーとの出会い。
ヒッチハイク中、
北海道から沖縄まで往復ヒッチハイクする大学生に出会いました。
途中、何台か一緒にヒッチハイクして
ヒッチハイクに限らず、彼の人生においての行動力に刺激を受けました。
8. バイクで日本一周旅の人との出会い
ヒッチハイク中、
レンタルの原付バイクで日本一周している若い男性に出会いました。
聞けば同じ出身都道府県。
世界は狭いですね。
9. 人生について先輩に問いかける
だいたい、乗せてくださる方々は、
私より年齢上なので、人生相談もしたり。
たくさん親身に答えてくださいます。
子どもをお持ちの方は、自身の子どもがもしそう言ったら～なんて
ほんとに熱く語ってくださいました。
10. 対応力が身に付く
冗談で、それだったら降りろ！とか
高校のときしていたソフトボールの掛け声してみぃ、とか
一緒に乗車していた生徒が物真似をしたら
その感想を毎回求められたり
瞬時の対応力が身に付きました。
ヒッチハイクをするなんて
こんな怖い人がいる世の中に、世間知らずが！
っておっしゃる方もいるかもしれません。
命に危険がなかったから、今こうして
「良かった」なんて書いていることも否定しません。
ただ、本当に
ヒッチハイクをして学び、気付き、身に付いた力が多かったです。
皆さんも、ヒッチハイクとは言いませんが、
これしてなんの価値があるのか、わからなかったことについて
やってみると、案外勉強になるかもしれませんね。
では(@^^)/~~~
